平成25年11月12日、新潟グランドホテルで開催された、北陸橋梁保全会議実行委員会の主催による北陸橋梁保全会議において、弊社の北陸技術センター技術4部次長湊俊彦が発表しました。報文名は「石川県におけるアルカリシリカ反応が発生した橋梁の詳細調査と対策工法」で、報文概要は下記のとおりです。
<報文概要>
北陸地方では、塩害やASRが発生したコンクリート構造物の維持管理の問題に関連して、経済的かつ合理的な補修、補強の技術開発が重要な課題となっている。石川県においても、ASRにより著しい劣化を生じた道路橋が多数確認されている。とくに能登半島では、全域で安山岩砕石が使用された経緯があり、能登有料道路(現のと里山海道)や国道249号などの橋梁下部構造でコンクリートの圧縮強度・静弾性係数の低下および鉄筋とコンクリートの付着喪失、さらには主鉄筋、スターラップなどの曲げ加工部における破断など、橋梁の耐荷性能に重大な影響を及ぼすと考えられる劣化が発生していた。そのため、全国に先駆けてASR劣化橋梁の詳細調査およびその結果を踏まえた対策工法の検討が進められてきた。本報告は、これまでに石川県で実施してきたASR劣化橋梁の詳細調査に基づき、構造部位ごとの劣化の特徴やコアの試験結果(圧縮強度、静弾性係数、残存膨張量)、コンクリート内部の鉄筋配置とASR劣化との関係および対策工選定における留意点や対策事例を紹介するものである。
